吸気・排気ファンの構成に悩む
2016/04/28 13:56:35 |
自作PC |
コメント:4件

自作PCの組み込みが終わった。
無事に起動も確認した。
そうすると、次はエアフローが気になってくる。
「そんなの高速回転する風量の多いファンを積み込めば、いいんじゃないの?」
違う。
正圧・負圧&静音性を無視すれば、そうはなるだろうが掃除も大変になるし、爆音なPCでは作業効率も低下する。
BTOパソコンとの違うのだよ。
BTOパソコンとは。
あえて言おう。
ケースファンの構成を考えるのは自作PCの醍醐味であると。
まず正圧・負圧とは?
正圧とは排気より吸気が多い状態で、負圧とは吸気より排気が多い状態である。
「正圧」の場合にはホコリの侵入を減少させる事ができる。
なぜか?
唯一の吸気部となるファンの箇所にダストフィルターを設けるだけで良いからだ。
逆に「負圧」状態の場合は、いろんな箇所に自然吸気箇所が出来てしまう分、ホコリをシャットアウトする事は難しくなる。
かと言って、排気ファンを取り外してしまうとケース内に熱がこもってしまう。
ある程度の排気は考慮しなければならない。
IN WIN 805には120mmファンを1個のみ設置が可能であって、天板にはファンを追加することが出来ない。
ある程度の風量があるファンではないと、排気が追いつかなくなってしまいそうだ。
そこで、PCケースの大きさ&構成を考慮してNB-ELOOP B12-2(1300rpm)を選んでみた。
説明しよう。
このファンはドイツ連邦経済・技術省協賛であって、Dr.Rudolf Bannasch(ルドルフ・バーンアッシュ博士)開発の特許技術を応用し、エアロダイナミクスの最適化による不快な風切音を低減したファンブレード『BIONIC LOOP FAN』の独自設計である。
今までにいろいろとファンには、こだわってきたのだが、こいつは驚くべき性能である。
まず軸音はしない。
実際にケースに取り付けてみても、風切り音もほぼしない。
1300rpmあるかは不明だけれど、手をかざしてみると、なかなか風量もある。
現在の構成を含めて51.1CFMもあれば、排気量は足りるはずだ。
次にボトムの吸気ファンには正圧にしたいがために11枚羽のCOOLINK SWiF2-120Pを2個を使用することにした。
吸気ファンには、遠くまで風を送ることの出来るものもあるが、風量が少なくなってしまうものが多い。
結果的に、回転数を引き上げることになり静音性は失われてしまう。
さらには、SWiF2-120PはPWMのファンでもある。
BIOSでマザーボードの温度に合わせて設定を施した。
マザーボード35度で30パーセント。
回転数は約850rpmである。
調べてみるとSWiF2-1200は800rpm、最大風量 35.55CFM、8.5dBAになっている。
35.55×2=71.1CFM。
ダストフィルターによって、20パーセント風量が減っていたとしても(56.88CFM)正圧にはなっている計算だ。
PCを立ち上げてみると、思惑通りに静音になった。
負荷を加えていくと、マザーボードの温度上昇により回転数は増えていくが、1200rpmになったとしても気にはならない程度である。
もちろん熱暴走で落ちることもない。
最後にフロントファンにはNoctua NF-P14s redux 900rpmを使用する。
IN WIN 805はフロントにファンを設置することは可能だが、吸気が出来るわけではない。
ボトムのファンから吸い上げたエアを後方へと送り込むだけのものだ。
簡易水冷のラジエターを使用する場合は注意が必要となるだろう。
ここから熱風がケース内に放出されてしまうのだから。
しかし、NB-ELOOPのファンには驚いた。
静圧も高いし、吸気orラジエターの冷却のほうが向いているのかも知れない。
今では、NB-ELOOP B12-3(1900rpm)しか国内では取り扱ってはいないようだ。
ファンコントローラーで調整すれば、最高のファンになるのかも知れない。
ところで、PCケースに初期から付いてくるファンはいらないような気がするのは自分だけだろうか?
ファンは付けずにケースの値段を安くして欲しいものだ。
そうして取り外したケースファンは押し入れの中で、ひっそり眠ることになるのであった。
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Author:ダテナヲト
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コメント
自作PCの醍醐味ですねっ^^
悩みでもあり、楽しみでもありますよねw
1000min-1超えてもうるさくないなんて、素敵w
そんなFAN、あったんだ~~~^^b
しかし、140mm主体の私には、高いわ・・・><
ちなみに、140mm×13個、200mm×1個使用中・・・><
私も、ケース付属の五月蠅いFANは、箱にお蔵入りw
でも、こないだ、母のPC作ったとき、4個使っちゃったw
ぁ、それは、ケースにファンコンついてるので、
「全部最低回転数で使ってね」って、言ってきましたw
( *´艸`)
書き忘れ~w
7から10にアプグレしてたんですが、10の大型アプデの
「1151」(かな?)で、クラッシュw
クリンインストールするはめになりました^^v
伊達さんのは大丈夫でしたぁ~~??
アプグレ前で使っていた期間が長い方が、やられやすいらしいです^^b
140mmファンだと、なにを使っている?
羽が大きいせいか軸音が気になってNoctuaにしてみたけど
あとWIN10はなんともないかな
不具合が起きたらブログにしてみますw
なっちゃうのです^^;
ラジの吸気側・ケース吸気×1は、corsairのSP140-WQE(140mm/静穏/白LED)×5
ラジの排気側・ケース排気×1は、corsairのAF140-WQE(140mm/静穏/白LED)×5
で、他は・・・
thermaltake core X9 に付いてた200mmファンが吸気。
thermaltake Riing 14 256Coler LED 3Packの内、2個がケース吸気で、1個がケース排気です^^b
ラジは、天面設置ですが、吸気方向でセットしてます。
なので、ラジのファンは吸気+排気で1個分と勘定すると、
吸気が140mm×7・200mm×1個となり、
排気は140mm×2となります^^v
回転数は、すべておおむね800min-1程度で使ってます^^
win10、へーきなんですね~~~^^
良かったですw
なるほど、さすがブロガー!!
心のどこかで、不具合待ってますね?!( *´艸`)
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